IMEDIATA             IMEDIATA監査役 伊藤守先生からのメッセージ                                              

                                   医師から見た医療通訳者の役割

言葉の壁のない医療現場を目指してと書かれたIMEDIATAのホームページのトップページは魅力的です。IMEDIATA(イメディアータ)のみなさんが、現場重視されている事がよくわかります。
私がりんくう総合医療センターに赴任した頃、言葉の壁に苦労した事が思い出されます。壁にぶちあたっているものには、何が壁なのかもわからないものですが、医療通訳の方々を通じてその壁をこじ開けていったことを懐かしく感じます。
壁は大きく3つあります。語学の壁、医学医療の壁、文化の壁です。それこそ昔は、英語がわかれば、いざとなれば世界で通用するのだから心配ないと言うのが病院の姿勢でした。
現在では、英語自身もグローバル英語として、Globishという動きになっていますし、先ほどの三つの壁が3次元的に複雑化した医療現場の中では、多言語化した社会を受け入れてこそ、壁を突破できると確信しました。それならば、りんくうに閉じこもる事なく全世界に発信するのが、医療通訳の使命と考え、独立した団体結成の必要性を、促した事を記憶しています。(別れ話)と誤解される事なく、運動を発展させていただいているメンバーの皆様に深く感謝いたします。私自身は、バトンタッチいたしましたが、更なる熱心な方々が、続々現れています。また医療自体の商業化の流れも出て来ています。
温故知新更に、各国の動きを参考にすればおのずと方向性は見えてくるものです。命はかけがえのないのないものです。その真ん中に位置するのが医療現場です。世界の平和貢献の最先端現場が、医療である事を自覚され、ますます皆様がご活躍される事を祈念いたします。
 
   伊藤 守  Ito Mamoru
 

プロフィール

いとうまもる診療所 所長
元大阪市立大学臨床教授

1953年7月生まれ 男性 元国体選手(ホッケー)
趣味は読書 映画 自転車

専門

脳神経外科全般、脳卒中全般、血管内治療全般

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